通所介護の概要

　さて、介護保険サービスはややこしく似たものが多い。
　たとえば、特別養護老人ホームと、介護保健施設、介護療養型病床、ショートステイ(短期入所介護）、デイサービス（通所介護）、デイケア（通所リハ）、グループホーム･･･
　家族から見ると、高齢者がその施設にいる期間のみが目にいく場合があるようだが、それぞれの施設には目的がある。

　今回は、デイサービス（通所介護）について話をするが、まずは、デイサービスの目的を挙げる。

デイサービス（通所介護）の目的
1　　　　入浴及び食事の提供
2　　　　健康状態の確認
3　　　　生活などに関する相談及び助言
4　　　　機能訓練
5　　　　その他の日常生活上の世話

人員最低配置
お客様数	生活相談員	機能訓練指導員		合計
10人以下	1	1		2
11人以上15人以下	1	1	1	3
16人以上20人以下	1	1	2	4
21人以上25人以下	1	1	3	5
26人以上30人以下	1	1	4	6

デイサービスには看護師がいるが、
その看護師は医療行為のためにいるわけではないので、
デイサービスで医療行為は出来ないことになる。（下記参照）

＜ＱＵＥＳＴＩＯＮ＞
通所介護事業所で、医療行為は？

＜ＡＮＳＷＥＲ＞
　基本的にできない。やむを得ない場合のみ、
　主治医が通所介護事業所の看護師に指示書を出せばOKの場合もある。
　たとえば、インスリン注射などは医療行為に分類されるため、
　もし行う場合は主治医の指示書が必須である。


◎おまけ
事業開始してまもない方へ、
事業者側の書類のポイント
計画書の作成までの最低限の記録
1　　　　居宅サービス計画書が届く
2　　　　アセスメントをする
3　　　　通所介護計画書を作成する
4　　　　お客様本人もしくは家族に計画書を説明し、同意をいただく
5　　　　2～3回サービス利用後、サービスの目標などが適正かどうか評価する

すごく簡単に書いております。詳細は各種本をご覧下さい。




Ｑ１、　居宅サービス計画書をどのタイミングでもらうか？

Ａ１、
　　　　①最低限必要な計画書は、居宅サービス計画書（２）
　　　　　の援助内容の期間の欄が切れた時。

　　　　②居宅サービス計画書がお客様の生活や意思に
　　　　　沿ったものでなくなってきたとき。

　　　　③評価により、居宅サービス計画書の見直しが
　　　　　必要となった時。

　　　　④その他、適宜更新が必要な場合。

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